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レコメンド機能

ユーザー情報に合わせた商品やサービスを自動で紹介、誘導してくれるレコメンド機能。ここでは、AIの開発事例の中でもレコメンド機能に絞った成功事例を取り上げて紹介しています。

レコメンド機能のAI開発事例

厳しい栄養基準を満たしながらも好みの献立を提案

レコメンド機能のAI開発事例_味の素株式会社
引用元:株式会社 Laboro.AI (ラボロ エーアイ)
https://laboro.ai/case/ajinomoto/

Laboro.AIが開発支援した、パーソナライズ献立提案アプリ「勝ち飯®AI」。味の素が行う支援活動、「ビクトリープロジェクト®」のサポート現場で使用されるメソッドをアルゴリズム化。アスリートが入力・記録したデータから、AIが栄養基準を満たした献立を提案するというものです。なお、献立はレシピサイト「AJINOMOTO PARK」のものを活用。厳しい栄養基準を満たしながらも、アスリートそれぞれの嗜好にあわせた献立を提供することができるため、食事を楽しみながら選手の目標達成のサポートができるように開発されています。

また、開発の背景として、味の素がこれまでにトップアスリートに対する支援活動で得たノウハウを一般アスリート・部活生にも提供したいというコンセプトがありますので、一般家族でも利用しやすい利便性のあるアプリとしての一面もあります。
業界 食品業界
開発企業 味の素株式会社

医師へのプロモーション効果の可視化で効率的な営業活動に

レコメンド機能のAI開発事例_株式会社ブレインパッド
引用元:製薬会社
https://www.brainpad.co.jp/ai/case-study/150/

顧客である医師への効率的なアプローチをおこなうため、販売員がおこなってきた営業活動の記録や、セミナー・展示会の実績、WEBサイトでのユーザーの行動履歴などをデータ化し分析しました。さらに、顧客(医師)の属性データと販売実績から機械学習モデルを構築。アプローチからどれほどの効果を得られるのか、予測結果を定量的に可視化するシステムを開発しました。

データ活用から、宣伝の種類とタイミングの解明や医師の行動履歴を考慮した有効性の検証、営業から得られる予測売り上げの可視化などの成果が見られました。医師に対して効果的なプロモーション施策が可視化されたことで、営業活動の無駄が省かれ効率的に動けるようになりました。

業界 製造業界
開発企業 株式会社ブレインパッド

自律エージェントによる自動プレイで品質保証を向上

レコメンド機能のAI開発事例_株式会社アラヤ
引用元:株式会社アラヤ
https://www.araya.org/projects/game1/

大規模・複雑化が進むゲーム開発において、品質保証の効率化は差し迫った課題になっており、ゲーム業界ではテストプレイの自動化が進んでいます。アラヤでも、機械学習・強化学習技術を応用した自律エージェントを活用した、ゲーム開発における品質保証の効率化に取り組んでいます。

自律エージェントとは、それ自らが状況を判断しタスクを遂行するAI。ゲームを実際にプレイしたり、見本データから学ぶことで操作方法を修得していきます。自律エージェントでは手順をスクリプトやマクロで描き下す必要がないので、手軽に様々なテストが実施できます。

通しプレイの自動化やバランス調整のサポート、クローンプレイヤーの作成などに活用されており、ゲーム開発現場での課題解決に役立てられています。

業界 製造業界
開発企業 株式会社アラヤ

掲載前のクリエイティブ分析・予測機能で広告活動を効率的に

レコメンド機能のAI開発事例_株式会社アドフレックス・コミュニケーションズ
引用元:ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
https://www.ad-flex.com/news/casestudy/2021051149914/

アドフレックス・コミュニケーションズは「Pattern89」の唯一の取扱店であり、クライアントの広告パフォーマンス向上を目的に提供。ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社のFacebook・Instagram広告にて、AIプラットフォーム「Pattern89」のクリエイティブ成果の予測機能を活用し、ランディングページビューの単価を改善しています。

クリエイティブ要素を細分化して分析。ペルソナに分けてクリエイティブを最適化し、レコメンドを使って予測クリエイティブをつくりました。PDCAとは異なるアプローチで、掲載前にクリエイティブのパフォーマンスがわかるので、広告効果の改善に取り組みやすくなります。

業界 情報通信業界
開発企業 株式会社アドフレックス・コミュニケーションズ

LINE連携ツールの導入でブロック率の低下やCVRを向上

レコメンド機能のAI開発事例_株式会社ファナティック
引用元:株式会社コメ兵
https://aismiley.co.jp/case_ex/wazzup-komehyo/

毎日、多くの新作商品がアップされている通販サイト「KOMEHYO」にて、LINE連携ツール「WazzUp!」を導入。LINEで友達申請したユーザーに、新商品情報のお知らせを自動で届けられるようにしました。しかも、LINEのトークルームで登録されたブランドに絞った配信を可能にしています。

通常の一斉配信ではすべての商品情報が届くので、その数からも不快感を与えブロックされてしまう可能性があります。好みのブランドや趣味、商品ジャンルに絞った配信で、成果が出やすくなるだけでなく、ブロック率の低下にも貢献しています。 また、通販でありがちな「かご落ち」や、購入意欲が高い再入荷リクエストの配信もおこなうことで、CVRも向上しています。

業界 小売業界
開発企業 株式会社ファナティック

債券購入レコメンドAIで投資家と債券発⾏体企業を仲介

レコメンド機能のAI開発事例_SRE AI Partners株式会社
引用元:SRE AI Partners
https://sre-ai-partners.co.jp/casestudy/14.html

企業に資金調達手段としての債権を提案する投資銀⾏部⾨では、投資家へのアプローチが重要。投資家に債権購入を促進、購入してもらう事で、資金調達の提案力が強くなります。

適切な債権の購入促進ができるように、過去の社債の取引履歴や顧客属性データから、投資家におすすめの債権を提案する投資銀行部門向け債権レコメンドを構築しました。投資家同士の類似した特徴などからも計算できるようにし、投資家が持つ債権を事前に把握し、債券購入率の向上を可能にしています。 債券購入レコメンドAIの構築で、投資銀行・証券会社の投資銀行部門における、投資家への債権購入促進と、顧客である債権発行体企業の双方を取り持てるようにしました。
業界 金融業界
開発企業 SRE AI Partners株式会社

レコメンド機能のAIを導入するメリット

データに基づく最適な提案を可能にする

レコメンド機能では、閲覧履歴や購買履歴などユーザー情報を解析し、見込み客への適切な商品やサービスを提案してくれるので、顧客単価アップやリピーターの獲得効果が期待できます。

また、優れたデータ管理で、購入傾向に合わせた関連商品など、コンシェルジュのような接客も。商品の選択肢が広がるので、自発的に探すよりも商品を見つけやすく、購買意欲を刺激します。ウィンドウショッピングのような楽しみを誘導し、サイトの滞在時間を延ばします。

レコメンド機能のAI導入に必要なデータとは?

データベースにあるユーザー情報から分析

レコメンド機能の活用では、データベース機能が重要な働きを持ちます。サイト内での行動履歴パターンや、開いた商品ページの閲覧履歴など、様々な顧客データを分析。

顧客の好みや趣味などを把握して、ユーザーに適した商品やコンテンツ情報を表示します。

【まとめ】
レコメンド機能のAI開発を成功させるには?

レコメンド機能は、特に商品やサービスの販売をおこなっているECサイトなどではあると便利な機能です。ユーザー情報からおすすめ商品や関連商品をピックアップしてくれるので、ユーザーの購買意欲を刺激し見込み客の取り込みやすくします。

レコメンド機能のAI開発を成功させるには、導入前はもちろん、導入したあとも密にコミュニケーションを取れるベンダーに依頼するのがおすすめです。TOPページでは企業の課題解決に向き合う人材やサポート体制に力を入れているベンダーをピックアップして比較していますので、是非比較・検討の参考にされてみてください。

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Accenture(旧Albert):調査した40社のうち、最もデータサイエンティストの在籍数が豊富で、統計学や金融学といった分野の研究も行なっているという「データ分析・活用」が期待できる記載があったため。
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